2009-01-01から1年間の記事一覧
皆さんお世話になりました また2010遊びましょう それだけです今年のベストカラオケ 警察官と千葉のスナックで熱唱さだまさし「防人の詩」。あまりに心ふるわされ、思わずYouTubeで203高地の予告編を見まくってしまった。私の大好きな故郷のみんな 逝ってし…
チェンジリング!グラン・トリノ!イーストウッドすごすぎた1年であった。あと夏時間の庭もよかった。その他、映画あまり見ずに 入局!引っ越し!院試!オオカミ!賢治!リコン!豚フル!っていう感じで過ぎ去った。そしていよいよ奈良1300年・・・
先週木曜午前3時、突如として身体が寒くなったと思いきや、がくがくと震えが止まらなくなった。息がぜえぜえあがって、ベッドの上で思わず悶え叫ぶ。ううううあー!!!!苦しい!!!このまま死ぬんじゃなかろうか。手足がしびれる。 死の恐怖に怯える旧皮…
The Limits of Control 監督:ジムジャームッシュ 撮影:クリストファー・ドイル 出演:イザック・ド・バンコレ、ティルダ・スウィントン、ジョン・ハート、ガエル・ガルシア・ベルナル、工藤夕貴そう言えばもう一ヶ月くらい前に見に行っていたジャームッシ…
Touch of Evil 1958アメリカ 監督・脚本 オーソン・ウェルズ チャールトン・ヘストン ジャネット・リー オーソン・ウェルズ マリーネ・ディートリッヒ 音楽 ヘンリー・マンシーニオーソン・ウェルズと言えば、市民ケーンではなくて実はこちらという方も多い…
生来、「風とともに去りぬ」とか、「ティファニーで朝食を」とか、いわゆる「映画ファン」にとって有名な映画には、本当に面白いの?と食わず嫌いを発揮してしまう気質だから、当然のごとく、そこに部類されていた「第三の男」を、今回オーソンウェルズ特集…
久方ぶりに会う同期研修医の結婚式二次会に行ってきた。彼は同期の中でも随一のクールな切れ者という印象だった。僕は今でも忘れない、初めての救急外来当直の日、看護師に尋ねることもできずにもじもじしていた気弱な僕にクールに点滴の作り方を教えてくれ…
今日のちょっとした自慢はハクビシンをよく見かけるということである。ネコ目ジャコウネコ科ハクビシン属ハクビシンは、SARSの媒介者でないかと言って一時期悪名を轟かした、猫みたいな穴熊みたいな動物である。恐るべき繁殖力を誇るため、ジンベイザメやら…
ここ二ヶ月は駆け出しのInterventional radiologistとして、珍しく治療に携わってみた。久々に怒鳴られたり、汗かいたり、昼飯おごってもらったりと言った体育会系日々を過ごした。 最近は木の枝振りも血管走行に思えてくる。あの枝の曲がっているところはち…
前作でa citizenの人生丸ごとを(若干26歳にして)完全に掌握するかのような巨大な映画を作り上げたウェルズの「傲慢さ」は、その興行的惨敗と言う打撃を受けても尚とどまることなく肥大成長を続け、遂に若干27歳にしてfamily及び、馬車から自動車へと移行し…
最近はストレスが溜まるとさあ今日は帰って映画観ようみたいな、OL的発想に陥るあまりに、『レッドクリフ』だの『ハムナプトラ』だのと言った、いかにもOLたちの好みそうな(偏見か?)ムービーに思わず手が伸びながら、「待てよ」と冷静なシネフィル気取り…
長江哀歌(山峡好人) ジャ・ジャンクー監督 なんかつげ義春とかぶるんだよね。常にランニングシャツで過ごすお世辞にもイケメンと言えない主人公が妻子を捜しに山峡にやってくるんだけども、妻子の家はとうにダムに沈んでしまって、お金がないので、労働し…
週末にどこからともなく現れた神出鬼没の親父に会ったら、今日限定使用のタクシーチケットを二枚くれて、珍しく格好よく去っていったので、さあどこにいこうかと、鼻歌でも歌いながら、相も変わらず貧困な発想の僕は、K病院医師らに仕込まれた「偽」の本能で…
忌野、マイケルの死を悼みきれないという日記を書いてつかの間に、なんと今度はピナバウシュが死んでしまった。しかもあろうことか、がんの告知を受けて5日後に死んでしまった。確かに僕は、四年程前の来日公演『カフェミュラー』にて、その痩せっぽちの体…
オリジナルよりも先に知って時に口ずさんでしまうRCサクセションの『サン・トワ・マミー』はどこで覚えたかということを忌野氏の死後、あわてて調べ始めて、ああ『やっぱり猫は好き』だったのかと気づいた。小学校の頃、このTVドラマをちらちらと見て以来氏…
昔はよかったっていう耳にタコな話、『ファーゴ』は素晴らしい映画だったと鮮烈に思い出したのは『バーンアフターリーディング』のラストのジョンマルコビッチのとった行動が、『ファーゴ』のラストのピーターストーメアのとった行動のほとんどデジャブであ…
日本の仏像最高峰であるかのようにして、彼(あるいは彼女)はホールの真ん中に鎮座し、日本中から押し掛けてきた彼(あるいは彼女)の信者たちが三重の輪をその周囲に形成して、その美しさにうっとりとしながら、体を押し付け合って不格好な旋回運動を続け…
先日、某友人の結婚式に、日経新聞の「美の美」の関係者がいたので、「このあいだ映画監督の特集やってましたよねほらえーっと」と言って、その超有名映画監督の名前が出てこずに僕がもじもじしていると、彼女がさらっと「アサイヤス?」と言った。正解はミ…
あなたはウイルスに感染していると宣告され、日本国内に感染が広がらせないために辛い停留措置を乗り越え、それなりに日本に役に立ったはずだと、帰った関西では既に蔓延していたという、これで致死率が高ければ世にも奇妙な物語でこういう話あったよなって…
これまた初日に観ました。いやー最高です。「これでもう映画に出ない」と公言したイーストウッドは見事に自らをフィルムの中に葬り去ったのです。その遺影、側方から青白い光が差し込み眼光が輝く、に涙を禁じ得ません。久々に男泣きでした。 以下、妄想です…
海外に行ってホテルでぼーっと意味も判らずテレビとか観ていると、みのもんたでおなじみのクイズミリオネアが全く同じセットで、全く同じ音楽で、全く同じルールで、よく似た外国人の司会者がいて、「Final Answer?」とかやっているのをしばしば見かけるので…
というわけで、「パラノイドパーク」も予習しておいたことだしっていうノリで、観てきました「MILK」!初日です。繰り返しますが、僕はゲイではありません。そして、ガス監督はゲイだったのですね、全然知らなかった。ゲイを公表した人間として初めて公職に…
自分の書く文章がつまらなすぎると、ルー大柴氏のブログに腹がよじれるほど笑いながら愕然とする今日この頃です。唐突ですが皆さん、五月病対策に映画を観ましょう!全く唐突ではないね。というわけで既に五月病。
あと、四時間かけて観たのは溝口健二『元禄忠臣蔵』。溝口が「本当に人は斬れないでしょう。」と言って、新藤らが準備した吉良邸討ち入りを撮らなかった、あるいは、原寸大の松の廊下を作った、など数々の伝説で有名。情報局の支援に基づいて、溝口が予算を…
映画は相変わらず観ている。アルモドヴァルと同様に見逃していたのは、ガス・ヴァン・サントの『パラノイド・パーク』。『エレファント』以来確立された手法を踏襲しながら、その内容は「透徹した客観」ではなく、ひたすらに「感傷的」である。もう少し具体…
ついに宙ぶらりんの研修医生活とサラバした。雄弁な医学生たちが彼らの理想のもとに守ろうとしている「理想的な」研修医制度であったわけだが、現場では正直言って、研修医からも上級医からも不評だらけであった。改正案が出現した途端に、これほどまでに反…
『ボルベール 帰郷』 ペドロ・アルモドヴァル監督 DVD 邦題は微妙だと思う。ツタヤで女性映画のくくりで特集されていて、あれアルモドヴァルじゃんって。公開時期に忙しかったのか、全く気づかずに素通りした映画。で、借りてみた。すげー展開の早さ、やばす…
そもそも映画を好きになったのは中学生の頃にブライアン・デ・パルマの「ミッション・インポッシブル」を観て、何か変だと感じてからかもしれない。ただのアクション映画を観に行ったはずが、デ・パルマ特有のカメラの変わった動かし方、何と言うか若干いや…
待ちきれなくて初日に観てきました。クリント・イーストウッド『チェンジリング』。クリントはお世辞じゃなく、神の領域です。素晴らしい映画でした。お馴染みの青を基調とした、光と影の境界線がぼやけるフィルム、左右にゆったりと揺れるカメラ、そして妙…
三池崇史のスキヤキウエスタンジャンゴ観ました。この映画凄いよ。(B級アクション映画監督としての)黒澤明の正統派後継者は三池しかいないのではないかと真剣に思った。ていうと怒られるくらいの馬鹿映画ではあるが、でも、底流するスピリッツはかつて黒澤…