2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

前野良沢について追記

前野は小さい頃に両親と死(?)別して孤児になり、伯父さんの宮田全沢という山城の国のお医者様に育てられたそうです。この宮田が前野に教えたこと 「世の中には、捨てておくとそのまま絶え果ててしまうものがある。時々の流行物で誰も彼もするような物はど…

前野良沢に見る現代日本の…

最近ある御仁にお借りした「おらんだ正月」という本を読書しています。江戸時代に学問とはどのようであったか、50余名の江戸の学者たちの列伝によって綴られています。 前野良沢はその中でも典型的大偉人で、中学の日本史にも出てきました。ただし、あの「タ…

ウォーク・ザ・ライン 君につづく道

やはり東京にいるはずはなかった三日間のあいだに、見た。テアトルタイムズスクエア。上まで行くと息が切れてしまうような映画館だ。窓から御苑が見下ろせる。 映画というよりも自分で歌まで歌っている主演のホアキン・フェニックスとリース・ウィザースプー…

ティム・バートン似の男について2

ティム・バートン似の男は名前をラズといった。彼はゲイで、シゾで、僕が訪米初にしゃべったアメリカ人で、アメリカだった。少なくとも全裸だった。サンタモニカのユースホステル、正午、二月一日。 疲れていたし、ましてや馴れない土地である。だからラズの…

ティムバートン似の男について1

「ビッグ・フィッシュ」を観て泣きじゃくった日曜日にメイキングを観ながら涙を渇かしているとふと思い出した。私はLAでティム・バートンに似た男に遭遇したことがある。そういえば。 二月一日の夕方成田を発った私は8時間ほど時間を逆行して、同日朝にLA国…

セブンスコンチネント祭り

部屋が一向に片付かないので、使えるものでも使っていないものは大量虐殺することにした。名付けてセブンスコンチネント祭り。名前は一家心中の前に家財道具を一切合財破壊するミヒャエルハネケの映画にちなんだ。 衣服などは半分くらいが虐殺対象となった。…

「アワーミュージック」

昨年見逃していたゴダールの新作。シアターイメージフォーラムにて再演していたので行ってみた。 (いるはずのなかった東京の三日間のあいだに) ゴダール映画の物語などははっきり言って頭の弱い私にはさっぱり解らない。もっと言うと政治色が強いようであ…

はじめに

始めた途端になんでブログなんか始めたんだという気分になっています。直前の自分のmixi日記を読むとどうやら、eupketchaという人間は「パスポートをなくした」という(T学園受験失敗以来の)挫折を味わったことがきっかけで、日記をしばらく書かなくなると…