2008-01-01から1年間の記事一覧

2008年の終わりに

待望であった精神神経科を研修した。初期研修医・専門研修医で患者さんを分担するので、一人あたり多くて三人程度の症例しか持たないチラ見感の漂う研修で、当病院でも指折りの「寝研修」という噂はさて噂通りなんだけども、人間を見て、精神を構成する要素…

小泉今日子の無表情 トウキョウソナタ

待望の黒沢清の新作。カンヌある視点グランプリ。有楽町ビックカメラの上の映画館で観てきた。家族崩壊というやや古典的な題材である。リストラされるお父さん、米国兵に志願するお兄さん、給食費を翳めとり、かなり不純な理由からピアノを習い始めるボク、…

I Love UK 『おろち』

久しぶりのユーロスペースで、「おろち」(2008 鶴田法男監督 原作 楳図かずお)観てきたけど、あまり楽しくなかった。楳図かずおの映画化はまあ難しいよね。主人公おろちはもっと可愛いキャラで描かなければいけなかったと思う。その点、木村佳乃の仮面のよ…

お台場に『アキレスと亀』を観に行ってきた。

「アキレスと亀」 監督・脚本・編集・挿入画/北野武 撮影/柳島克己 音楽/梶浦由記 配給/東京テアトル、オフィス北野 2008もう観てから少し時間が経ってしまいました。9月のある休みの日に、チケットの割引券の関係でわざわざお台場まで足を伸ばしました…

水びたしの東京、フェルメール

六月生まれのせいか雨はあまり嫌いではない。雷は昔から観戦するタチだ。洗濯物が溜まる。 湿気た洗濯物に囲まれた部屋の中で、雷を鑑賞しながら、勉強するというのは、ある意味僕の中では理想的な環境であったりする。 雨上がりの雲間を抜けて、上野まで歩…

ハプニング

ネタバレ注意僕にとってシャマラン映画は概して不味い。しかし、青汁のようにもう一杯求めたくなる魅力ある不味さだ。これはまさしくB級映画の魅力だ。そんな彼の映画を今まで世間がA級映画と勘違いをし、老若男女楽しめる映画扱いをしてきてくれていたのは…

ダークナイト

本当は「ハプニング」を先に見たかったんだけど、予告編が妙に面白そうだったので先に見てしまった。前作「バットマン・ビギンズ」はやたらクールにまとめていて、何だか鼻につく感じだったからあまり期待してなかったんだけど、裏切られた。何と言ってもジ…

崖の上のポニョ

2年前にTVで製作開始ドキュメンタリーやってましたよね。宮崎さん格好いいなぁと思いながら個人的には2年待望していた作品。「スタジオジブリ」の名前が映るだけで拍手したくなった。これもまた祭りに近い。 宮崎演出は冴え渡っていて、そこらのアクション…

インディジョーンズ クリスタルスカルの王国

大好きなスピルバーグの最新作であるということ、しかも小さな頃、淀川長治の解説つきで胸ときめかせた(恥)インディ復活ということでお祭り気分で観に行ってきました。映画内容は、「ロスト・ワールド」を彷彿とさせる、「続編ってこんなんでよかったんだ…

インディ、ポニョ、バットマン 夏だ!映画祭り

結局暇ができれば映画を観るということになります。最近結構観ています。

最近のこと

4・5月を麻酔科で過ごして、6・7月を循環器内科で過ごして、今は病理部に来た。循環器内科は非常に忙しかったのだけれども、麻酔科と同様、循環動態作動薬を慎重かつ大胆に使用し、患者の血行動態を一瞬の内に変動させ、(たとえ短期的であったとしても)回…

[映画]There Will Be Blood

久々に初日に映画を観るなんてことをやってみた。観てしまった。混雑している上に、観客も様々で、上映中にもぞもぞ喋るし、鼻は景気よくすするし、緊張感あるシーンでげらげら一人で笑っている人もいたりして、萎えた。Shame On You ! やはり映画は終わるか…

ノーカントリー

コーエン兄弟の『No Country For Old Men』観て来た。勘はいいがやる気がいまひとつな主人公と殺人鬼の話という、何回も観たことがあるようなコーエン兄弟映画なので、何を今更騒いでいるのかという感じであるが、アクションに珍しく力を入れているところが…

お久しぶりです。末期@麻酔科

HONGOに帰ってきた。早速、瀬佐味の担々麺、中央食堂の赤門ラーメン、ミュンの鳥カレー、ダージリンのバターチキン、知る人ぞ知るかわなの鮪のほほ肉焼丼などなど巡礼した。 新しい職場は学生時代から一年で、さらにぶくぶくと歪な増大の仕方をしていた。麻…

自分のレントゲン写真を見る。

就職時の健康診断を無料で施してくれた温情深い現在の病院に対して、来年度から私が働こうとしている病院は、「自費で健康診断受けといてくださいね、しかも今月中ね。」といった内容の、実に味気ない連絡をくれた。流石、わが母校よ!しょうがないので、当…

ネッシー

久々にネス湖のネッシーの記事があったのです。何だろうかと思ったら、ネス湖で首長竜の化石が見つかったという話だった。ネッシーがいる可能性を示唆する科学的根拠になるって言うんだけども、生きている物より、化石が先に見つかるという状況そのものが、…