B級ホラー的展開を見せたウイルス騒動と、マスク効果について

あなたはウイルスに感染していると宣告され、日本国内に感染が広がらせないために辛い停留措置を乗り越え、それなりに日本に役に立ったはずだと、帰った関西では既に蔓延していたという、これで致死率が高ければ世にも奇妙な物語でこういう話あったよなっていう展開を観て、当事者たちの心境、疲弊した検疫官たちの心境、焦る厚生労働省の方々の心境などに妄想が広がる今日この頃だ。
しかし、毎日通勤で電車に乗っているが、マスクつけている人は本当に少ない。一車両に一人くらいつけていればいい方である。薬局に行くと売り切れているという事情もあるらしい。インフルエンザは一応飛沫感染なので、感染防止にも蔓延防止にもマスクに効果があるのは間違いないと思っているし、医療従事者が感染源になっちゃって病院で流行らせてしまったなんて報道されたときのことを考えると末恐ろしいので、僕はマスクをつけている。毎朝、自分の口臭と戦って、酸素欠乏で意識もうろうとしながら電車に乗っている。ウイルスなんて消失しないだろうに、いつまでこんなことを続けるべきかと途方に暮れる。
薄れ行く意識の中で思い出したのは、僕ら学生のときに密やかに使われていた「マスク効果」という言葉。遮蔽に関することではない。マスクをつけた看護師さん(主に手術室の看護師“オペ看”に関して)はマスクをはずしたときより、何割増かよく見えてしまうという効果のことである。これはおそらく、長髪の後ろ姿を観たら美人を妄想せざるを得ない、男性の古典的な反応と同一系列の原始的回路であることが予想される。失礼千番な話であるが、まあそういう効果は厳然と存在し、コンセンサスも得られていたのである。とかく男は妄想する生き物である。
しかしこんなこときっと病院の外の人たちは知らないような気もするので、この機会に声を大にしていいたいのは、このようにマスクはファッションとなりうるということが実証されているということである。この際だからルイ・ヴィト○のマスクだの、エル○スのマスクだの売り出して消費にも活気がつくし、感染対策とあわせて一石二鳥である。是非、このブログを読んでいる方で、企業家の方がいたら、このネタで一発当ててほしいと切に願う!期待してます。