2006-12-30から1日間の記事一覧

やはりアントニオーニ。やりたいことはカサヴェテスのフェイセズと同じなのかもしれない。もしそうならフェイセズの方がいいと思う。ストーリー自体はものすごく格好いいのだが、手法としてあまり抽象的で客観的な風景ばかりを映すのが、ラストの主観的な不…

さすらい

ミケランジェロ・アントニオーニ監督。ラストは「回路」の元ネタなんだろうかと思った。ひょっとしたら黒沢清はアントニオーニに影響を受けている?本当にそう言い切っていいかどうかよくわかりませんが、この映画に限っては何となくそんな風情を感じた。シ…

非情城市

候考賢監督のやはり、ミニマムな描写で紡いだ大河。これもいい映画だしどのシーンも構図が素晴らしく好きなんだけど、どうしてもなぜそこを執拗に映してあちらを全く映さないかと気になるときがある。今までみたこの人の映画でもいつもたまにそういうことを…

アブラハム渓谷

つい先日、後輩たちに誘われて何か映画観ましょうと。彼らがいい映画を観たいと言ったので、DVD買ってはいたが、放置しておいたアブラハム渓谷を観ました。監督マノエル・ド・オリヴェイラ。僕は正直今までナレーション映画を馬鹿にしていました。しかしそれ…

歳末大処分祭1

まったく国試の勉強が進まないので、年内をもちましてしばらくブログ休もうと思います。 愛読者(存在自体が怪しい)の皆様、また2月にお会いしましょう。チャオ。 年内のうちにたまった感想を処分しておきます。