取調室

珍しく真面目な話だけども、最近の大阪地検の話は盛り上がるよね。かなり個人的な勘で言うとあれは完全に氷山の一角でもっとやってたと思う。そもそも自供ベースの犯罪捜査はもうきっと終わりなんだよ。自供してもあとで違いましたって言えば十分通ることがわかってんだから。もう証拠もなく自供させるだけなんて言うのは終わりにすべき。このままとかげのしっぽきりのように上司に責任おしつけて、しかもそれも証拠不十分な状況で自供させようとして、それでしまいにしようとしているんじゃないかと勘ぐってしまう。上司の隠避は証拠がないから自供しなければ戦い続けることが出来る、だからあの上司の人たちにはちょっと頑張ってかき回してほしいと思います。どうせクビになるんだろうから・・・。この事件はやっぱシステム変えるとこまでいかないと意味ないよなあ。

先日実はスウェーデンの司法制度について勉強する機会があって、かの国では取調室には基本的に被疑者の弁護士が立ち会うらしい。そう言えばアメリカの映画でも逮捕の瞬間「あなたは弁護士を呼ぶ権利がある」とか言っているから、アメリカもきっとそうなのかな。いずれにせよ、あの手この手で落としたがる警察としてはやりにくいよね。警察の人と話す機会もあったけど、「弁護士立ち会いなんてやりにくいなあ。昔は本当に(警官が)泣いたふりして落とせたこともあるんだよ。さすがにそこまでは今はやらないようになっているけど。だって証拠あげるのよりずっと早いですよ。」って言ってた。まあそれも一理あるとは思うけど、もう自供が信用ならないって裁判で当たり前になってしまうとそうも言ってられなくなるよねえ。警察も検察も証拠とるの上手にならないといけな、これからは。なんて偉そうに言ってすみません。