野田地図 第14回公演 パイパー

野田地図第14回公演パイパー観てきました。実はここ数年毎年野田地図を観に行っています。お芝居のことはよくわかりませんが、野田地図はいつも着想の多さ、言葉遊びの多さに圧倒させて煙にまいてしまうストーリー展開が醍醐味だと思っております。これだけ演出力があれば、(あともちろんお金もかけられれば)親父ギャグでも崇高に見えてしまう、親父ギャグでも泣けてしまう不思議。「また煙にまかれた畜生!」と劇場をあとにする、ある種の爽快感がいつもあとにひきます。そしてそういったことを意識しているように、嬉々として過剰な演技を見せる野田秀樹本人が登場するだけで笑ってしまうのも毎回のお楽しみです。今回はSFということですが、基本原則は変わりません。集団の動きやコンドルズに大分煙にまかれた感があります。宮沢りえがよかった。