卒業試験終了_「受験生」化

 卒業試験終わりました。昨日の打ち上げで二次会まで50人近い人たちが残っていたのは凄かった。壮観でした。あまり喋れなかった人もいて残念でしたが、ああやってビール掛け合いっこした人たちや狭い部屋にぎゅうぎゅう詰めになりながら亀田ランダエダ(録画)を眺め合いっこした人たちが日本の医療を支え合いっこしていくんだなどと思うと素敵な風景でした。


 しかし卒業試験の勉強が終わるということは一方でいよいよ国家試験勉強の渦に巻き込まれるということであります。今までは出題者の顔を思い浮かべながら、きっとこういう出題があるに違いないなどと対策をたてる楽しみがあったわけですが、これからは基本的に顔が見えない敵に向こうを張らねば成らない。今まで大分逃げてきましたが、いよいよ過去問を解き、クエバンを開き、ビデオ講習なども受け、大学受験以来等閑にしてきたパターン認識能力を遺憾なく発揮して、ときには語呂合わせを作り、ときには暗記カードを作り、基礎がどうのとか、歴史がどうのとか堅いことを言うことなく、この苦境を乗り越えて参る所存でございます。久々にあの「受験生」という言葉の持つ、緊張感やら焦燥感やらを、脱力感やら不毛感やらを、欲望やら狂奔やらを、この二ヶ月あまりは堪能できることを楽しみにしております。よいお年を。