こんなにも寒さに弱かったかと、カイロ買う

 感染性胃腸炎は一段落して新たな問題が発生しました。なんか太ももからお尻の坐骨結節のあたりにかけて非常に痛くて椅子に長時間座ってられないんです。レストレスレッグのように、脚をひたすら動かしてみて安住の地を探せど見当たりません。横になってもだめ。こういう状態がもう二日くらい続いてます。何ですかこれはと思っていると、足元を暖房に近づけていると症状が緩解してくるのに気付きました。寒かった訳か。これ冷え性って奴ですか?Raynaudじゃないと思うんですが。とりあえず買いましたよ、買ってしまいましたよカイロ。自宅で使うために買うなんていうのは初めてでドキドキしました。今両脚の裏に装着したところ、非常に快適です。これでまた1つ色んな人たちを馬鹿にできなくなりました。


 前回「親殺し」について書いたわけですが、偶然『楢山節考』見ました。見てなかったんですね。木下恵介ではなくて今村昌平の奴です。(『楢山節考』(1983)監督 今村昌平緒形拳坂本スミ子左とん平、賠償美津子 1983カンヌのパルムドール 原作:深沢七郎 東映)テンションが高くて圧倒されました。怖かったし、グロかったし、嫌なものみたなという感がありますが、このはち切れんばかりの地を這うような、粘着質のパワーは、もし今村監督が存命でももはや再現不可能でしょう。ある監督が、その人しかできないなと思われる手法をがんがん使って、もうとにかく一般受けとか全く気にせずに、好きなように撮ったように思われる映画を僕は割りと好む傾向にあります。相米慎二の「ションベンライダー』とか鈴木清順の『ツィゴイネルワイゼン』とかにもそういう風情を感じます。今村昌平における『楢山節考』、『復讐するは我にあり』もその系列に入るんじゃないかな。予告編で今村監督が映るんですが、いかにも神経質そうで、格好よかったです。