喰って喰って喰いまくれ

ザ・グリード [DVD]

食欲の秋と言えば今も思い出す、「グリード」というC級怪物映画の売り文句。食欲の秋・喰って喰って喰いまくれ!映画は本当にひどかったが、このキャッチフレーズはうけた。そして私は秋になると暗示にかかったかのように喰いまくり始める。今年もまた始まってきたようで、大体何かを口に入れてから10分後には腹が減ってしまう。何か食べ尽くしてやりたい。それこそ昔馬鹿にしてしまった誰かさんがやったみたいに一人で焼き肉でも行こうかしら。とりあえず、食パンが経済的だよと過食症の知り合いに教えてもらった事を思い出し、実践してみることにした。

一枚目

例えばキネマ旬報が作った映画検定というものがある。かつて暇だし受けてみようかと思って本屋で問題集立ち読みしたらちょっとヘドが出てしまった。何と言うかこんなことを知っていても全く映画には寄与しないだろうと思う。よく覚えていないけど「第?回アカデミー主演男優賞受章者は?」とか、「「風と共に去りぬ」舞台は?」とかそんな問題。なんだカルトQじゃん。

二枚目

たまに資格社会行き過ぎててキモイと思う。「○○さんって、〜の資格持っているんだって。実は凄いんだね。」ということを人が言っているのを聞いてて僕は内心「なんてひどい」と思う。かなりソフトな感覚で資格で人間のアイデンティティを推し量っているようなところにだ。確かに資格もっているのは凄いかもしれんけど、「実は」って何だよっていう。

三枚目

「そんなこと言っているからお前は暗いんだよ」と言う声が聞こえて来るが、そこにも疑問を感じる。さも「暗い」=「悪い」って感じがするがほんとうにそうなの?大体そうやってひとのこと「暗い」と否定することに「暗さ」はないの?正直、根っから明るい人って言う感じの人は好きにはなれない。現実感がない。そして自分が明るいとでも言いたげな「お前は暗い」と言う人に限って、「別に悪いって言ってないじゃん」とか言う。よくもまあ。本当にそういう意味のない形式的発言はもう懲り懲りです。

四枚目

ところで僕には何を隠そう「ボディイメージの障害」と言うものがある。さすがに病気の域には達していないと思うが、いまだに自分はデブだと思っている。人からどんなに痩せていると言われても、自分はデブだと思う。僕が自分で自分のことを痩せていると言っているときは、実はかなり辛い。本当はデブだと思っているのに、みんな痩せているといっているから痩せていると言っているだけだからだ。

五枚目

こんなに食べると太る。僕にはさらに「肥満恐怖」がある。これ以上太る事に関して異常なまでに恐怖を感じるのだ。昔親にまでデブと言われたからかもしれない。でも大丈夫、明日何も食べないようにすればいいんだから。

六枚目

七枚目

八枚目

デブになるよ。そう僕が自分に自信がないのもボディイメージがよくないからかもしれない。だからこそブログでしか言えない事がこんなにもたくさんあるのか。ブログ=ボディイメージからの脱却論。そして急にボディイメージを大切にした人として、僕の中で三島由紀夫が輝いて来た。やはり筋トレは救いなのだろうか。