本日の対戦成績

皆さんこんばんわ。再び現場からお伝えします。ご覧ください。相変わらず部屋中にプリントが散乱しております。


本戦は日本時間で本日未明にも一週間ぶりの終息宣言が当局より発表される予定でしたが、本部長が本郷三丁目駅を通りかかったおり、「クラスメート」と名乗る集団に拉致され、神田方面に連行され、「甘い香りのする液体」を大量に流し込まれた挙げ句、放置されたと見られており、その影響で本日も終戦宣言にいたらなかったばかりか、ご覧のような有様です。


主な戦績

エキセントリック

エキセントリック 荒俣宏コレクション2 奇人は世界を征す (荒俣宏コレクション2) (集英社文庫)

この本は前住んでたところのゴミ箱に捨てられていたものを「エキセントリック」という言葉にピンと来て拾いました。(うちにはこんな本が大量にあります。)結局読まずに今回手放そうかと思ったのですが、少し惜しくなって斜め読みしました。「小学生の頃からエキセントリックを目指していた。」「今は立派な変人だが、エキセントリックには到達していない。」というような筆者の発言にはぐっときました。載っている写真にもぐっとさせられるものがたくさんありました。裸の南方熊楠しかり。


そういえば僕もエキセントリックには強い憧れをもっていました。一時期は動物やら妖怪やらに凝っていました。でも持ち前の飽きっぽさのせいで、いつも中途半端でやめてしまっており、今はすっかり忘れてしまいました。医学部に入ってからは、解剖のNominaと、病原性のある生物名と、それから病名オタクになりたいと思っておりましたが、僕の記憶力は医学部のカリキュラムの速さに追いつけませんでした。憧れは憧れのままで終わるものだということはわかっていても切ないのですよ。ちなみに荒俣氏は、五年サラリーマン生活ののち、エキセントリックの道に入りました。

今更パラサイト・イヴ

パラサイト・イヴ

発見し、一時間でほとんど読んでしまった。ミトコンドリアは母系遺伝されるという科学的な事実にはミトコンドリアそれ自体の性は関係しないわけである。むしろ精子の一部にもなるわけなのだが、この小説は母系遺伝とはミトコンドリアの性がつまり女性であるに違いない、そして女性だとすれば欲求不満に違いないという発展を見せており、それはYが猥に見える中学生的猥褻な発想と大差ないように思う。まあ斜め読みの感想なんで。


移植についての描写が細かくて勉強になりました。僕らにヘルニアについて教えてくれた石黒達昌氏の「人喰い病」はよくこういった医学系ホラーの走りとされますが、やはり別格だと改めて思いました。

ヘテロセクシャル

ヘテロセクシャル (単行本コミックス)

どういう経緯で手に入れたかよく覚えていないが、なぜか本棚に埋もれていたのを発見した。絵がわかりづらいとか言う人がいるけど、それは漫画の定義を狭くとりすぎなんじゃないだろうか。そして、岡崎京子的なヒステリックだったり、オシャレだったり、実はサイコだったりするような、テンションの高い女の子は、どうして僕の周りにいなくなってしまったんだろうか。いやいたら困るか。少なくとも昨年FUJI ROCKに行ったときはそれに近い人々を見たような気はするが。たまたま最終話がちょっとサイコな女の子が最終的に監禁していた男の子に殺されちゃう話だったというのもあるが、凄い読後感の悪さが流石です。

ゆらゆら帝国のめまい

ゆらゆら帝国のめまい

BGM。「感情発火装置、単三電池が2個、完結されない恋のゲーム、ボタンが一つ」大好きですこういうの。

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というわけで4戦全敗でした。現場からお伝えしました。