今年はフジに行かない

今年はフジに行かずに家で籠って次のような音楽を聴いていました。これで完全武装だと思うんだけどな。少なくともフジのアーティストが束になってきてもこの人たちなら勝てる気が・・、そんな思いで聴いていました。最近は、単純で格好いい音の連なりが、時々崩れるというようなものを音楽だと定義したくなります。

BITCHES BREW
マイルス・デイビス Bitches Brew 1969 説明不要か。マルサリスが何と言おうとこの頃のマイルスが一番好きです。

Sorcerer (Reis)
マイルス・デイビス Sorcerer 1962 昔聴いたときはいまいち凄さがわからなかった、明らかに浮いているNothing Like You を軽くていいねと思っていたからなー。

Sextant
ハービー・ハンコック Sextant 1972 暗い時代のハービー代表作。これはもう生理的に好き。iPodで流れ始めたらあたりを気にせずに踊り出しそう。

Thrust
ハービー・ハンコック Thrust 1974 タイトル、ジャケットからして明るいハービー。うける。ヘッド・ハンターズ程Popじゃないところがいい。

HEAVY WEATHER
ウェザー・リポート Heavy Weather 1977 これも昔聴いたときは、そのあまりの80年代的な雰囲気にそっぽを向いてしまったが、実は77のCDだった。でも、この一枚で80年代を全て包含するかのようなこの爽やかなサウンドに再聴して参りました。特に一曲目Birdland。なんだこの全てを肯定したくなる明るさは。

アメリカの空
オーネット・コールマン アメリカの空 1972 オーネットって怖い。特にこのアルバムは恐怖のあまり途中でやめてくなる。クセナキスみたい。

フリー・ジャズ(+1)(完全生産限定盤)
オーネット・コールマン Free Jazz 1960 ダブル・クァルテット。ドラムとかどうしてるんだろうか。ジャズ史を自らひっさげるさすがの傲慢なタイトルだ。

UNDERCURRENT
ビル・エヴァンスジム・ホール Undercurrent 1962 アルバムとしての完成度としてはビッチェズ・ブリューとこれが凄い。というか比べるのが間違っているか。計算し尽くされている感じが。

スタンダード・タイム Vol.1
ウィントン・マルサリス Standard Time Vol.1 ここまでスタンダードから離れて行った人たちの音楽を聴いてきて、現代に近くなると急にマルサリスでスタンダード回帰をするわけです。何となくジャズの歴史がわかってきた??

スタンダード・タイムVol.2?四月の想い出
ウィントン・マルサリス Stnandard Time Vol.2 四月の想い出 そうか、マルサリスはニュー・オリンズの生まれか。そうかそうか。

ポセイドンのめざめ+2(ボートラ入り)(紙ジャケット仕様)
キング・クリムゾン ポセイドンのめざめ 1970 なぜ急にという感じだが、ちょっとロックも聴こうと思って。いやー格好いいよ。

リザード(紙ジャケット仕様)
キング・クリムゾン リザード 1970 Indoor Gamesがばかばかしくて好き。ジャッケットも含め、ださ格好いい

こういった曲を出汁に最近はゾボッタを眺める日々です。これもまあ一種のジャケ買い。基礎の医学書ってジャケ買いしたくなるものが多いと思うのは私だけでしょうか。上記CD群を眺めてもジャケ買いというのは割と外さないと思うんだけどな。(あ、マルサリスは微妙。うまいのにいいジャケットに恵まれない。そういうのが嫌いなのか?iPodの宣伝には出ている癖に)
Atlas der Anatomie des Menschen 1. Kopf, Hals, obere Extremitaeten. Atlas der Anatomie des Menschen