東京原子核クラブ

http://www.haiyuzagekijou.co.jp/sch0607.html

そういえば戦争モノも夏が似合うのは、やはり戦争=狂い という捉え方に関連しているのかもしれない。このマキノノゾミ原作のお芝居も夏を感じる戦争モノだ。ある家族のような集団が戦争によって滅茶苦茶になって希望が残るという実に典型的、良心的なお芝居だった。値段も学生割引があって良心的だ。舞台が本郷だったが、こんな本郷にそういえば憧れていた。そこを思い出させてくれたのが個人的に一番よかったところだ。しかし戦争ものって否定的か批判的に描かざるをえないというビハインドがあってなおこう大勢の人がやりたがるのはなぜなのかね。最近では戦争を知らない世代が戦争を描くブームだそうで(日経新聞で言ってた)、何だかなという感じですが、イーストウッド硫黄島ものは今から楽しみです。