マテラッチィは何を言ったのか

一ヶ月前は全く興味がなかったはずのワールドカップ、蓋を開けてみれば決勝まで見てしまった。俄ファン的視点で言わせてもらうと、ドイツ大会は、イタリアが勝ったというよりも、フランスが負けたと形容したい。一体人はどんな罵詈雑言を言われれば、全世界の注目の中で、頭突きをし、晩節をけがせるだろうか。マテラッチィは何を言ったのか。この秘密はTV放映史上において「ケネディが誰に殺されたか」に準ずる。少なくとも今日は、イタリア以外の世界中の人々が、この疑問に支配されたに違いない。カモラネージが髪を切ったなんてもはやどうでもいい。ドメニクの憂い顔がただひたすら脳裏から離れない、そんな不思議な決勝戦だった。


試合まで暇だったので、なぜか皆で「パルプ・フィクション」観ました