大相撲のある風景

eupketcha2006-06-18

もう大分前になってしまったが、大相撲五月場所見てきた。サッカーなんかよりよっぽど「日本」を意識するスポーツだ。日本的色彩があり、日本的な音が流れ、偉容な肉体をして髷を結った男たちが戦うのを見れば、きっとあなたもこの「ひょっとしたら日本人にしかわからないんじゃないか」という感覚にナショナリズムを関連させて興奮するに違いない。特に最近、不機嫌なモンゴル人たち、赤ら顔のスラヴ人たちが参入し、逆説的に愛国心をあおっている。


(その点、琴欧州は愛国的日本人でも応援したくなる希有な存在に思える。うまく説明できないが、そんな風貌をしている。一方で朝青竜は結構日本人に似ていながら、どうしても理解できない面があるように思える。なんというか、そういう風貌をしている。)


とりあえず、朝から行くことをおすすめする。客が数えるほどしか居ないので一番前に陣取って、力士がその腹圧によって発する「うっ」という音、肉体と肉体がぶつかりあうときの想像以上に高い音、上級力士の戦いではありえない様な激しい技など、楽しみ方がたくさんある。力士が二人ぶつかって静止し、何分もそのまま動かないときなどは、TVでは絶対わからない緊張感がある。(ちょっと闘牛を見てるような錯覚もするが)


朝から酒を飲みつつ、ずっと相撲見ているなんて暇なこともう二度とできないだろう。泌尿器科とてるやんにはこの場を借りて感謝します。ごっつあんです。