グッドナイト&グッドラック

マッカーシズムに真っ向から戦ったジャーナリスト、エドマローについての映画。実は今年二月のアメリカ帰りに飛行機の中で見ていました。自慢の賞味期限が切れる前に感想を。


別にそんなに取り立てて騒ぐ映画でもないとは思いますが、
アカデミーにも選ばれた主役のデビッド・スタラターンがいい味出していました。
前から気になる脇役でした。「スニーカーズ」の盲目の男とか、「激流」で大活躍のご主人とか、「LAコンフィデンシャル」の成り金とか。(一般的にはジョンセイルズの常連として有名らしい)
是非、主役の映画を見たいと思っていたので、監督のジョージクルーニーには感謝したいですね。


主人公の掘り下げが甘いというような感想がありましたが、
そういうことをしなかったからこそこの映画の重苦しさと軽妙さが共存した独特のムードを保障できたのだと思います。
それから政府と国民のあいだにたつ機関としてのジャーナリズムについて考えさせられました。
日本のジャーナリズムってやっぱひどいよなと。
そんなことを考えながら日本に降り立ったというわけです。