ゴダール・ソシアリスム

eupketcha2011-03-06


今年の1月1日に見たんだと思う。正直映画の内容はほとんど覚えていないし、覚えていてもほとんど語ることは出来ないだろうが、まあいつも通りのことなんだが、僕がゴダール映画の何が好きかというと、登場人物の画面の中の動きである。あるいは、話が難解な分、こういった動きに目をひきつけられるというか。
先日亡くなった映画の申し子のような高峰秀子さんが、司葉子さんにかつて「縦に動いてはダメ、横に動かなくては」とアドバイスしたという。ざっくりまとめると映画とはそういうことだと思う。
今回も子供や車や動物が、やや滑稽なほどに面白い動きを見せてくれた。そして、波とビデオカメラの激しい色彩。訳も分からず入った海外の美術館で解説を読解することもできす、何となく感じてきた、そんな感じで劇場をあとにする。色々調べればもっと面白いんだろうが、特に調べる気はない。