ゲゲゲの女房

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。相次ぐミニシアター閉館の情報に、寂しい限りのスタートです。最近の若者はシネコンばかりで、単館系観に行くのは若い頃行っていた中高年ばかりになっているのが現状だとか。最近の若者のつもりだったんですけどね−。恵比寿ガーデンシネマも、クリスマス・ストーリー観たばかりだったのに残念です。

日経新聞に妙に褒めてあったので、つい見に行ってきたゲゲゲの女房。画面にしばしば登場する妖怪のチープさ、都会のシーンが完全に現代であるという時代考証、笑わせる意図なのか?単にお金がなくてああなってしまったのではないか、という疑問が沸く時点でやはりもう一つ工夫が必要な演出だったのかなと、僕は思いました。
ぱらぱら漫画のように鬼太郎や悪魔くんが動かすシーンが、非常によくできていて、あれだけで水木ファンでなくてもおそらく感動できます。また、ラストの方の自転車シーンは色々相殺されたカタルシスとともに何か気持ちよかった。撮影はなんとあのたむらまさき