ぼくのエリ 200歳の少女

eupketcha2010-11-23


今年観ていたけど感想落としていた映画シリーズ、スウェーデンの映画はじめて観たのは今年スウェーデンに行ったからです、ただの自慢です、すみません。少年少女の純愛ってそもそも理解しがたい上に、少女が吸血鬼という非現実をいかに説得力を持って表現するかというところかと思うのですが、やっぱり理解するのは難しいなあと。なんか時代設定とか、吸血鬼の年代記的な、もう少しverbalなcontextから形成されていた原作なんじゃないかと思えてしまって、色んな映像がmeanigfulなmeaniglessっていう感じに思えてしまう。こういう映画えてして評価されがちだけどね。僕なんかvisualな説得力が欲しいので、もっと怖くてもいいのではないかと、この設定で、この雪原で、と思ってしまったり、あるいは少女は少女なりにもう少し美しくあってほしいなと思うわけです。しかし全然面白くないわけではなくて、主人公の少年の(ねらった?)下手さとか、ともすれば笑えすらするラストのスプラッタとか、不思議な魅力のある映画でした。最後のひらめくカーテンもよかったね、ひらめき具合が。