カメラを持った男 北へ

eupketcha2010-05-05


前の職場の退職金でLeica D-LUX4を購入しました。PanasonicLUMIXなんとかと同じスペックらしいのでだったら安いパナでいいんじゃないかていう風の噂も耳に痛く響きつつ、一方で彩度を表現するソフトはメーカごとに違って、そこがカメラ屋のデジカメが家電屋のデジカメの上を行くところだから、きっとLeicaの方が発色がいいに決まっているのさと唾を吐いてはみるものの、無論そんなちょい玄人的知識は購入してから俄につけたものでありまして、ノリは単にかっこうよかったが故にの超アマチュア、所謂形から入る系なんですよね、入門書も一緒に購入という体たらくぶりでござんす。それでもお前は昔映画を撮っていたのかという感じですが、とりあえず「絞りとは何か」からおさらいしつつ、北へ向かいました。

で、まずは玄人っぽくマニュアルモードとかにして「自分で決めて覚えるんだよ」とスパルタ的に撮ってみるわけですが、これがもうダメダメで、白飛びまくり、黒潰れまくり。やたら時間がかかって歩み進まず、これはいかん、GW中に東京に帰れんと結局主にオートマモードに依存しちゃいました。これは正直惨敗です。僕の青春なんだったんだろうという感じ。へこみました。帰りの電車で反省会して、せめてプログラムモードで、プログラム補正を多用するか、あるいは絞り優先モードで、とりあえずF値を決めることを覚えるか、あるいはブラケット撮影で露出を変えた連写するか、そのあたりからソフトに勉強していけばいいことを学びました。成る程ね。ていうか、撮る前にその買った入門書を読めよ、馬鹿。

それから、今までズーム撮影に依存していたのがよくわかりました、人見知りな人間ですからどうしても被写体からやや離れて、隠し撮り的に撮りたがってしまうわけです。写真を撮る自分の無防備さが恐ろしいというか。D-LUX4はどうやら2.5倍までの光学ズームなので、ある程度被写体に近づかなきゃ行けない。恐れずに、飛び込まないと行けないのです。27歳にして、こんな試練にたたされるとは、一種のアイデンティティクライシスを感じた旅でもありました。

にしても、帰ってiPhotoで見てみると、結構綺麗に撮れてるので、驚きです。やはりいいカメラはいいもんだと気も和みます。液晶で見るよりも暗く出てくるというのも一つ今後の課題に気付きました。頑張ります。ていうか、ああ凄い恥ずかしい日記になってるけど、まあそれがブログか。全国数人のファンの皆様、今後は少しは写真のレベルが上がるはず?乞うご期待。