江戸人展とミヤイリガイ

今日は、上野国立科学博物館でやっている江戸人展にいってきました。日本史上で見ても江戸の人は一際背が低かった事、梅毒の骨所見、江戸の武家の骨に見られる貴族形質など大変勉強になります。江戸の武家の人たちは下顎角が鈍で、眉や乳様突起があまり発達せず、男性骨でも女性っぽい。様は単に食生活の違いだけでも説明がつく様で、改めて骨鑑定の難しさを知りました。

同時開催されていたミヤイリガイで有名な日本住血症の展覧会も感慨深かったです。「私や家族が侵された不治の病をどうか解明してほしい」と生きているうちから自らの解剖を嘆願した女性がいました。これが病態解明につながった どうしてこういうことを医学教育は教えないのか、少なくとも私は教わった覚えはない。医学は進歩したけれども解剖はゼロにはしてはならない。この原理原則を噛んで砕いて説明しないと医者の中でも解剖なんていらないんでしょ画像さえありゃなんでいう人がでてくるから話がおかしくなるわけで 本当は頭を下げて解剖させてくださいと頼んで来たのに 医学教育がやっぱ根本間違ってると僕は思います