また結婚式で

昨日は研修医時代の同期女医の結婚式二次会に行ってきた。考えてみれば震災の影響で、式も延期になってしまって随分大変だったろう。会は夜も遅くに開かざるをえなかったようであるが、かなりの人数が集まっていて新郎新婦の人気の高さがうかがえた。自粛ムードを吹き払う素晴らしく盛大な会で、お二人の末永い幸せを願うばかりだが、個人的にはなぜか根暗な風をふかせてしまって、周りに迷惑をかけたかもしれない。

結婚ラッシュ期が過ぎて、最近は結婚式に呼ばれる回数が減っては来ているものの、30の足音が近づいてくるにつれて、さほど楽しいと感じなくなってきてしまった。懐かしい友人にあって、今何していると聞くのも、自分にかえってきたら答えたくないというのもあり、相手の今を知ったところで特に何か利益をえるということもなく、仲間と群れて遊びに行くようなことをおっくうにして避けてきたことも災いしてか、再会して肩を抱き合い昔話に花を咲かせると言ったこともなく、むしろ再会における一種の戸惑いや人見知りの再来のようなものを感じてしまう自分の情けなさも含め、人と話したそうな話したくなさそうな微妙な空気を放たざるをえなくなってしまっているのであった。周りを見てみると、他の人にもそういう微妙な空気感が感じられたりもして、勘違いかもしれないが、あるいは皆、自分が大事なときで、人には興味がむかないという年代と言う話なのかも知れない。

はじめて拝見した新郎もやはり、私の同期にあたる人物だが、非常なる優秀な人のようで、スポーツも万能、音楽の才能もあり、アメリカの医師国家試験に合格し、渡米するという。隣の芝生、青すぎる!